ETCカードを使うと高速道路をスムーズに通行できるだけでなく、ETCマイレージサービスに登録することでさらにおトクになります。

通行料金に応じてポイントが還元され、そのポイントは次回の通行料金の支払いに利用できます。さらに、クレジットカードのポイントと合算して二重でポイントをためることもできます。

ETCマイレージの仕組みや使い方、おトクな活用法を詳しくご紹介します。

ETCマイレージサービスとは

ETCマイレージサービスとは、通行料金に応じてポイントが付くサービスのことです。高速道路でETCカードを利用すると、ポイントの還元やサービスの割引が受けられます。

付与されたポイントは、高速道路などの通行料金の支払いに利用ができます。ただし、ポイントの還元を受けるには、必ずETCマイレージサービスへ登録しなければなりません。登録費用や年会費もかからないため、ETCカードを所有している方は登録をおすすめします。

ETCマイレージサービスのメリット

ETCマイレージサービスを利用するメリットは次の通りです。

通行料金に応じてポイント還元される

ETCマイレージサービスに登録しておくと、各高速道路・有料道路を走行することでポイントが還元されます。普段通りに高速道路を利用するだけでポイントを獲得できておトクです。

ポイントは走行した距離や利用金額に応じて自動的に加算されます。特別な手続きをする必要がなく、日常の移動や旅行を通じて自然にポイントがたまるという容易さが魅力です。

ポイントがたまる仕組みはこちらで詳しく解説しています。

• ETCマイレージのポイントがたまる仕組みと使い方

クレジットカードを活用するとポイントが二重取りできる

クレジットカードの追加カードとしてETCカードを発行した場合は、ETCを利用した通行料金もカードの利用金額に合算されるため、ETCマイレージサービスのポイントとクレジットカードのポイントを二重取りできます。

平日朝夕割引が受けられる

「平日朝夕割引」は、平日の6：00AM～9：00AM、5：00PM～8：00PMに料金所を通過する車両が受けられる割引サービスです。この平日朝夕割引の恩恵を受けるには、ETCマイレージサービスへの登録が欠かせません。

• 2024年2月現在のものであり、変更になる場合があります。

対象となる時間帯に、1ヵ月のうちに5回以上利用すれば利用金額の一部がポイントとして還元されます。利用金額の支払いにポイントを使うことで、実質的に値引きされるのでおトクです。ポイントは1ヵ月分をまとめて翌月20日に付与される仕組みです。

サービス登録費用や年会費はかからない

ETCマイレージサービスは登録費用はかからず、年会費も無料です。

登録する際に追加の費用が一切かからないうえに、ほかのメリットで挙げた「ポイントの還元」や「平日朝夕割引」を利用できるのは大きな魅力でしょう。

ETCマイレージサービスの詳細についてはこちら

ETCマイレージのポイントがたまる仕組みと使い方

ETCマイレージサービスでどのようにポイントがたまるのか、また使い方について紹介します。

各高速道路・有料道路の走行でポイントがたまる

どのくらいポイントが付くのかを紹介します。

道路事業者によってポイントの還元額は異なります。

• 2024年2月現在のものであり、変更になる場合があります。

異なる道路事業者のポイントは合算できません。ただし、NEXCO東／中／西日本と宮城県道路公社の利用分は合算可能です。

さらに月間利用金額に応じて、ポイントを追加付与する道路事業者もあります。たとえば、愛知道路コンセッション株式会社では、5,000円超から10,000円までの利用で4ポイント、10,000円超から20,000円までの利用で8ポイントが追加されます。

追加で付与される＋α分のポイントも道路事業者によってルールが異なるので、詳細はETCマイレージサービスの公式ウェブサイトで確認してください。

ETCマイレージサービスの公式ウェブサイト

ためたポイントは高速道路などの「通行料金支払い」に使える

高速道路の利用によってたまったポイントは、「無料通行分」として通行料金の支払いに使えます。ただし、「〇円分」など自分で自由に決められるわけではありません。

また、通行料金の支払いに利用するためには、次に示す4つの方法のいずれかの手続きが必要です。

各社のポイントと還元額は以下の通りです。

• 2024年2月現在のものであり、変更になる場合があります。

交換手続きが不要の自動還元サービスがおすすめ

ポイント自動還元サービスを設定しておくと一定のポイントがたまった時点で、自動的に還元額へ交換されます。交換手続きを行うためにETCマイレージサービスへログインしたり、電話をかけたりする必要がないため便利です。

• 2024年2月現在のものであり、変更になる場合があります。

ただし自動交換単位に達しない時点で、ポイントが有効期限を迎えた場合は失効してしまいます。所定のポイントまでたまらなそうだと判断したら、ETCマイレージサービスのマイページで手続きするのがよいでしょう。

ETCマイレージサービスの利用方法

ETCマイレージサービスを利用するには、事前の登録が必要です。

ETCカードとETC車載器を準備して、登録手続きを行いましょう。ETC車載器1台に対して1枚のETCカードの登録が可能ですが、家族や同じ法人の場合は合計4枚までの登録が可能です。

クレジットカードを持っていない方も、新たにクレジットカードとETCカードを発行すれば、ETCマイレージサービスを利用できます。

ETCカードを準備する

ETCカードを入手するには、クレジットカードの追加サービスとして発行するか、またはETCパーソナルカードの申し込みが必要です。年会費無料のクレジットカードでも、ETCカードは有料の場合もあるため、申し込みの際は注意しましょう。

すでにクレジットカードを所有している方は、会員専用のウェブサイトやアプリを使うとETCカードの追加発行を申し込めます。

新たにクレジットカードの発行を申し込むときは、ETCカードも同時に申し込むとよいでしょう。なお、クレジットカードでETCカードを発行したほうが、クレジットカードのポイントもたまるのでおトクです。

• JCBの「ETCスルーカード」

ETCマイレージサービスに登録する

サービス利用の登録はETCマイレージサービスの公式ウェブサイトで行います。

次に示す項目の入力が必要です。

ETC車載器管理番号の確認方法

ETC車載器管理番号とは、メーカーから割り当てられた19桁の識別番号で、車載器によって異なります。

番号がわからないときは、次のいずれかの方法で確認してください。

クレジットカード付帯のETCカードを使うともっとおトク！

ETCカードを利用すればマイレージサービスのポイントがたまるうえに、クレジットカードのポイントも付与されるため、二重でポイントがたまります。

JCBの「ETCスルーカード」

JCBでは「ETCスルーカード」を発行できます。JCBのクレジットカードとあわせて申し込みができるため、発行までスムーズです。ウェブでの申し込みから、1週間程度で発行されます。

ETCスルーカードの利用代金は、JCBカードの利用代金と同じように登録した銀行口座から引き落としされます。

ポイント二重取り！おすすめのクレジットカード

ここでは、年会費が無料でおトクなサービスが付帯されているおすすめのクレジットカードを紹介します。

年会費無料でポイント高還元「JCB カード W」

クレジットカードの利用でもらえるポイントを効率よくためたい方には「JCB カード W」がおすすめです。

JCB カード Wは高校生を除く18～39歳限定で申し込める、年会費が永年無料のクレジットカードです。39歳までに入会しておけば、40歳以降も年会費が永年無料で利用できます。コストを抑えておトクにクレジットカードを利用したい方にぴったりです。

JCB カード Wは、JCBカードのなかでも特にポイント還元率が高いのが特徴です。国内・海外のどこで利用しても、Oki Dokiポイントが2倍たまります。JCBオリジナルシリーズパートナーで利用すればさらにポイントが高還元になり、おトクに買い物ができます。

• 1 スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ、Starbucks eGiftが対象です。店舗でのご利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。
• 2 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
• 3 一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。日本国内に限ります。
• JCB カード Wを利用するとカード特典の＋1倍が加わるため、上に記載のポイント倍率が適用されます。
• 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。

ポイント倍率は2024年9月時点の情報です。
事前にポイントアップ登録が必要です。優待店により特典・条件等が異なります。最新情報はJCBオリジナルシリーズサイトをご確認ください。

JCBオリジナルシリーズサイトはこちら

たまったポイントは他社ポイントやマイルに移行できるほか、1ポイント3円でキャッシュバックも可能です。Amazon.co.jpでの買い物では、ポイントの移行手続きをすることなく、1ポイント3.5円分で利用できます。

• Amazon、Amazon.co.jp、Amazonパートナーポイントプログラムおよびそれらのロゴは、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
• ポイント移行商品などの申し込み可能ポイントは商品により異なります。

最大80％OFFの優待サービスが付帯「JCB カード S」

車での旅行が好きな方には、ETCマイレージのポイントをためつつ、国内外20万施設の割引優待サービスを活用できる「JCB カード S」がおすすめです。

年会費無料で優待も充実している「JCB カード S」

JCB カード Sは、18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方、または高校生を除く18歳以上の方が申し込みできます。

年会費は永年無料なので、初めてのクレジットカードや2枚目のクレジットカードにおすすめです。

JCB カード Sは年会費が無料なうえに、充実した優待サービスがついています。「JCB カード S 優待 クラブオフ」は、国内外20万ヵ所で利用できる割引優待サービスです。グルメ、レジャー、映画館やカラオケなどのエンタメ、ホテル、テーマパークなどで割引を受けることができます。

ほかにも、パートナー店での最大20倍のポイントアップ、旅行傷害保険やJCBスマートフォン保険をはじめとした各種保険も付帯しています。

新規入会限定のおトクなキャンペーンも実施中！

クラブオフについて詳しくはこちら

ETCマイレージサービスに関する注意点

ETCマイレージサービスをおトクに、便利に利用するうえでの注意点もおさえておきましょう。

ポイントをためるにはETCマイレージサービスの登録が必要

通行料金に応じてポイントを獲得するには、ETCマイレージサービスの登録を事前に済ませておかなければなりません。

登録しなくても自動的にたまるわけではないので、ETC車載器をセットアップし、ETCカードを発行したタイミングで忘れずにETCマイレージサービスへの登録を完了させましょう。

各道路で獲得したポイントは合算できない

マイレージサービスのポイントは道路事業者ごとにたまる仕組みなので、事業者間でポイントの合算はできません。例外として、NEXCO東／中／西日本および宮城県道路公社は合算できます。

ただし、たまったポイントを使う際は、ポイント利用が可能な道路の通行時ならどこでも利用可能です。

ポイントには有効期限がある

ポイントの有効期限に注意しましょう。

ポイントが付与された年度の翌年度末が期限です。たとえば、2024年3月末までに付与されたポイントは、2025年3月末までに利用しなければ失効してしまいます。

登録情報が変わるときは変更手続きが必要

住所やETCカード番号、カードの有効期限、ETC車載器の管理番号に変更が生じた際には、ETCマイレージサービスのマイページで忘れずに変更手続きを行いましょう。

クレジットカードの新規入会、車の買い替えなどで手続きが必要になる場合があります。

よくある質問

ETCマイレージサービスでためたポイントの使い方を教えてください

たまったポイントは、高速道路の通行料金を支払う際に充当できます。

ポイントを還元するには、次の4つのいずれかで手続きを行ってください。

• ポイント自動還元サービス
• ETCマイレージサービスのマイページ
• 自動音声ダイヤル
• ETCマイレージサービス事務局への電話

ETCマイレージサービスで受けられる割引にはどのようなものがありますか？

平日朝夕割引があります。平日の6：00AM～9：00AM、5：00PM～8：00PMに料金所を通過するときに割引が受けられます。

ETCマイレージサービスの登録方法を教えてください

ETCマイレージサービスの公式ウェブサイトにアクセスすると「新規登録」のボタンがあります。

スマートフォン、パソコンのいずれからでも登録手続きは可能です。ETCカードの番号、ETC車載器管理番号、車のナンバーなどの情報の登録が必要になります。

ETC車載器をつけた車が2台あるときはどのように登録すればよいですか？

いずれかのETC車載器でETCマイレージサービスに登録してください。ETCマイレージサービスに登録したあとなら、同じETCカードを登録したETC車載器以外で利用してもポイントが付与されます。

自分の車以外に乗ってETCを利用してもETCマイレージサービスのポイントは付与されますか？

レンタカーなどを利用した場合も、ETCマイレージサービスのポイントは付与されます。

ETCマイレージサービスに登録したETCカードを、ほかの車でも使用すれば、同様にポイントがたまります。

• 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。

関連記事を見る