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学生がクレジットカードの審査で知っておきたいこと!注意点や申込条件を紹介
公開日:2024年5月14日
クレジットカードは18歳以上であれば、大学生や短大生、専門学校生でも申し込みが可能です。ただし、クレジットカードを発行するには申し込み後に実施される審査に通過する必要があります。
申込対象に学生を含むクレジットカードの場合、「学生だから審査に通過しない」といったことはありません。ただし、学生が申込対象でないカードに申し込んだり、申込内容に不備があると審査に通過しない可能性があります。申し込みの際は、条件をしっかりと確認しましょう。
この記事でわかること
- 学生がクレジットカードの審査に落ちやすいポイント
- 学生が知っておきたいクレジットカードの選び方
- クレジットカードの審査に落ちた場合の対処法
目次
学生がクレジットカードを申し込む場合でも審査は行われる
学生に限らず、クレジットカードを発行する際は必ずカード会社による審査が実施されます。カード会社やカードの種類に関係なく、すべての申し込みに対して審査が行われるということです。そのため、審査がないクレジットカードは存在しません。
審査の主な目的は、クレジットカードで利用したお金を支払う能力があるかを確認することです。ただし、審査基準はクレジットカードの種類やカード会社により異なり、詳細な内容は公開されていません。
18歳以上であれば申し込めるが高校生は不可のケースが多い
カードの種類により異なりますが、クレジットカードの申し込みは18歳以上であれば大学生や短大生・専門学校生も可能です。ただし、多くのクレジットカードは「高校生不可」としているため、18歳であっても高校生の場合は申込対象とならないケースがほとんどです。
クレジットカードを申し込みたい高校生は、高校卒業後の4月以降に申し込むことを検討しましょう。
クレジットカードは何歳から申し込める?18歳の申込条件や未成年の注意点
クレジットカード発行の流れと審査のタイミング
クレジットカードの審査は、次のような流れで実施されます。
- 最短5分はJCBの場合です。
券面にカード番号が記載されているクレジットカードの場合、申し込みと審査が完了した後、1週間程度で自宅にカードが届きます。
一方で、券面にカード番号などの情報が記載されていない「ナンバーレスカード」の場合は、審査に通過すると、カードが届く前にスマートフォンやパソコンでカード番号を確認できます。カード番号があれば、ネットショッピングなどですぐに利用できて便利です。
たとえば、JCBのナンバーレスカードでは最短5分でカード番号の発行が可能です。ただし、即時発行が可能かどうかはカードの種類によって異なります。すぐにクレジットカードを利用したい場合は、事前に確認してみましょう。
クレジットカードの申し込みに必要なもの
クレジットカードを発行するには、本人確認書類と銀行口座の情報が必要です。
本人確認書類の例
- 運転免許証(運転経歴証明書)
- 各種健康保険証
- マイナンバーカード(通知カードは不可)
- 住民票の写し
- 在留カード・特別永住者証明書等
申し込み前に、本人確認書類と自宅の住所を証明できる書類を準備しておくことがおすすめです。これにより、申し込みがスムーズに進められます。また、カード会社によっては、カード受け取り時に写真付きの本人確認書類の提示が必須となることがあります。
銀行口座は、クレジットカードの利用金額の引き落とし先を設定する際に必要です。クレジットカードの利用金額の支払いは、申込者本人名義の銀行口座からの引き落としのみ可能であり、家族名義の口座は使用できません。自分名義の銀行口座がない場合は、申し込み前に開設手続きを行いましょう。
クレジットカードの審査で確認されるポイントは?基準や発行までの時間を紹介
学生が審査に落ちやすいポイント
クレジットカードを発行するには審査通過が必須です。申込内容に不備がある場合や、審査基準を満たしていない場合は落ちることがあります。
ただし、クレジットカードの申込対象に学生も含まれている場合、単に「学生である」という理由だけで審査に落ちることは少ないです。審査に落ちる場合に考えられる理由を見ていきましょう。
学生が発行できないクレジットカードに申し込んだ
クレジットカードは18歳から申し込みができますが、カード会社やカードの種類によっては「学生不可」や「20歳以上」といった条件を設けている場合があります。
たとえば、ゴールドカード以上のランクの高いカードでは、学生を対象としていないことが多いです。この場合、たとえ申し込みができたとしても審査には通過できません。
クレジットカードを申し込む際には、公式ウェブサイトなどで、申込対象者や申込条件の詳細を確認することが重要です。
申込内容に誤りがあった
申込内容の誤りは、審査に影響を与える可能性があるため注意が必要です。クレジットカードの申し込みでは、個人情報や収入に関する情報などを正確に記入しなければなりません。「早くカードを手に入れたい」と思うかもしれませんが、各情報を慎重かつ丁寧に入力することが重要です。
学生の場合、年収の記入に悩むかもしれません。アルバイトの収入がある場合は、その収入を年収として記入できます。ただし、ここでいう年収は「労働によって得られる収入」を指すため、親からの仕送りや奨学金は含めるべきではありません。
住所も誤りやすい項目のひとつです。自宅の住所を確認し、番地や建物名を含めて正確に記入しましょう。引っ越したばかりの場合、旧住所を記入しないように注意してください。
Eメールアドレスの誤入力は、審査結果が届かなくなります。タイピングミスを防ぐためにコピー&ペーストで入力するのがおすすめです。
クレジットカードの支払いや携帯本体代の分割払いなどに遅れた経験がある
審査への影響を避けるためには、すでに使用しているクレジットカードの支払いを含む、すべての支払いを期日までに行うことが重要です。
過去にクレジットカードの利用金額の支払いやカードローンの返済に遅れた経験があると、クレジットカードの審査に影響する可能性があります。スマートフォンの本体代金を「分割払い」にしているなら、その支払いに遅れた場合も同様です。
短期間で複数のクレジットカードに申し込んだ
審査への影響を最小限に保つために、一度に申し込むクレジットカードは1枚に絞るようにしましょう。
審査に通過するか不安な場合、一度に複数のクレジットカードに申し込むことを考えるかもしれません。しかし、短期間で複数のクレジットカードへ申し込むことで、クレジットカード会社に「この人はお金に困っているのではないか」などの疑問を抱かせてしまうことになります。その結果、審査に影響を与える可能性があるため注意が必要です。
クレジットカードの審査に落ちたらどうすればいい?
何らかの理由で審査に落ちてしまった場合、再度別のクレジットカードに申し込みをするか、クレジットカード以外の手段を検討することになるでしょう。
ここでは、クレジットカードの審査に落ちた場合の対処法を紹介します。
期間を空けて申し込む
審査に落ちた後、ほかのクレジットカードに申し込みを考えている場合でも、すぐに申し込むことは避けましょう。短期間で複数のクレジットカードに申し込むと、審査で不利になる可能性があるためです。
たとえば、Aのカードの審査に落ちた数日後にBのカードに申し込んだ場合、審査通過の確率が低くなる可能性があります。
クレジットカードの申込情報は、信用情報機関に6ヵ月間記録されます。再度申し込みを行い審査通過の可能性を高めたい場合は、6ヵ月以上の期間を空けて申し込むとよいでしょう。
親に家族カードの発行を相談する
自分でクレジットカードに申し込むのではなく、親に家族カードの発行を相談してみるのもひとつの選択肢です。
家族カードとは、クレジットカード所有者の家族に対して発行できるカードのことです。通常のクレジットカード同様に、店舗やネットショップでの支払いに使用できます。
ただし、家族カードの発行には本会員である親からの手続きが必要です。また、家族カードの利用代金は親の銀行口座から引き落とされます。
家族カードのメリットデメリット。発行条件や審査について解説
名義人以外の人がクレジットカードを使ってはいけない
クレジットカードは、親やきょうだい、友人など、所有者(名義人)以外の使用は認められません。たとえ家族であっても、クレジットカードの貸し借りは規約違反になるため、注意が必要です。
もし規約違反をすると、クレジットカードの紛失・盗難時の補償や付帯サービスなどが受けられなくなる場合があります。
クレジットカードを作りたい場合は、自分名義のカードを発行するか、家族に相談して家族カードを発行してもらいましょう。
デビットカードを発行する
デビットカードとは、カードでの支払いと同時に自身の銀行口座から直接引き落としが行われる仕組みのカードです。一部のカードでは、後日引き落としとなる場合もあります。
金融機関によっては異なる場合もありますが、一般的には中学生を除く15歳以上または16歳以上の方が発行可能です。デビットカードはクレジットカードと同様に、コンビニやスーパーなどの店舗、ネットショッピングでの支払いに使用できます。
多くのデビットカードには、クレジットカードのような審査がないため、取得しやすい傾向にあります。JCBでもデビットカードを発行できます。詳しくはこちらの記事を確認してください。
学生が知っておきたいクレジットカードの選び方
学生が申し込み可能なクレジットカードには多くの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
カードを選ぶ際には、何を重視するかを考えて比較・検討することが重要です。クレジットカードを比較する際のポイントには、一例として次のようなものがあります。
たとえば、ポイントをためておトクに使いたい場合は「ポイント還元率の高いカード」、コストを抑えて利用したいなら「年会費無料のカード」が適しています。完璧なクレジットカードを求めるのではなく、自分にとって重要な条件を優先して検討することが大切です。
学生におすすめ!ポイント還元率が高い「JCB カード W」
JCB カード Wは高校生を除く18~39歳限定で申し込める、年会費が永年無料のクレジットカードです。39歳までに入会しておけば、40歳以降も年会費が永年無料で利用できます。コストを抑えておトクにクレジットカードを利用したい方にぴったりです。
JCB カード Wは、JCBカードのなかでも特にポイント還元率が高いのが特徴です。国内・海外のどこで利用しても、Oki Dokiポイントが2倍たまります。JCBオリジナルシリーズパートナーで利用すればさらにポイントが高還元になり、おトクに買い物ができます。
- 1 スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ、Starbucks eGiftが対象です。店舗でのご利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。
- 2 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
- 3 一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。日本国内に限ります。
- JCB カード Wを利用するとカード特典の+1倍が加わるため、上に記載のポイント倍率が適用されます。
- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
ポイント倍率は2024年9月時点の情報です。
事前にポイントアップ登録が必要です。優待店により特典・条件等が異なります。最新情報はJCBオリジナルシリーズサイトをご確認ください。
たまったポイントは他社ポイントやマイルに移行できるほか、1ポイント3円でキャッシュバックも可能です。Amazon.co.jpでの買い物では、ポイントの移行手続きをすることなく、1ポイント3.5円分で利用できます。
- Amazon、Amazon.co.jp、Amazonパートナーポイントプログラムおよびそれらのロゴは、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
- ポイント移行商品などの申し込み可能ポイントは商品により異なります。
よくある質問
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学生でもクレジットカードの審査に通過しますか?
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学生でもクレジットカードの審査に通過することは可能です。ただし、「学生不可」のクレジットカードに申し込んだり、申込情報に誤りがあると、審査に通過できない可能性が高いです。
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収入なしの学生です。クレジットカードの審査に通過しますか?
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審査基準はカード会社やカードの種類によって異なりますが、収入がない学生でも通過する可能性はあります。
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学生ですがクレジットカードの審査に落ちました。理由はわかりますか?
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クレジットカード会社から審査落ちの具体的な理由を聞くことはできませんが、自身で振り返ることで推測は可能です。たとえば、次のようなケースでは審査に通過しない可能性があります。
- 学生が発行できないクレジットカードに申し込んだ
- 申込内容に誤りがあった
- クレジットカードの支払いや携帯本体代の分割払いなどに遅れた経験がある
- 短期間で複数のクレジットカードに申し込んだ
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審査なしでクレジットカードを作ることはできますか?
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審査なしで発行できるクレジットカードはありません。どのクレジットカードでも、カード会社による審査が実施されます。
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高校生ですがクレジットカードを作ることはできますか?
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クレジットカードの種類によりますが、高校生は発行できないものがほとんどです。
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- 【監修者】
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氏名:高柳政道(たかやなぎ まさみち)
資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、DCプランナー2級一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得後、2020年5月に金融コラムニストとして独立。企業に属さないFPとして投資商品の選び方を中心に情報を発信。
資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。
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学生の方が初めてクレジットカードに申し込む場合、入力内容に不備がないかは申し込み前に徹底的に確認しましょう。クレジットカード会社は申し込みした内容をもとに審査をすることになりますが、内容に間違いがあった場合、「虚偽の申告」と判断されて審査落ちになる可能性が高まってしまうでしょう。もちろん、年収などに関して多めに盛った申告もNGです。年収が低いとしても必ず審査落ちになるとは限らないため、今の年収を正直に申告してください。