クレジットカードを便利に活用する
ホテル宿泊料金をクレジットカード払いでおトクに!特典や割引の使い方
更新日:2024年2月7日
ホテルの利用代金をおトクに支払いたいなら、クレジットカードの利用がおすすめです。クレジットカード払いは、利用金額に応じてポイントがもらえたり、特定のホテルや予約サイトを利用することでポイント還元率が高まったりするなどのメリットがあります。
また、カードと連携したホテルで割引が適用されるサービスもあるので、使い方次第で、よりおトクにホテルを利用できるでしょう。
この記事でわかること
- ホテルでクレジットカード払いをするとおトクな理由
- ホテルで利用するクレジットカードの選び方
- ホテルの支払いにおすすめのクレジットカード
目次
ホテルでクレジットカード決済するとおトクな理由
クレジットカードのなかには、ホテル関連の特典が充実しているものがあります。ホテル料金をクレジットカード払いにすることで得られるメリットを見ていきましょう。
料金の割引を受けられる
ホテル優待が充実したクレジットカードには、特定ホテルの宿泊料金の割引や、ホテル内でのレストランやスパなどの館内サービス割引などの特典が付帯しています。特にゴールドカード、プラチナカードといったグレードの高いカードは、ホテル関連の割引サービスが充実している傾向にあります。なかには「1年で高級ホテルが1泊無料で泊まれる」などのサービスもあります。
客室をアップグレードできる
カード会社が定める予約方法で手続きをすると、客室のアップグレードが確約するクレジットカードがあります。スタンダートルームからラグジュアリールームへの変更や、シティービューからオーシャンビューの部屋への変更などが一例です。アップグレードを利用できる回数やホテルの種類は限られていますが、贅沢な気分で旅行を楽しみたい方にとってうれしい特典です。
アーリーチェックイン・レイトチェックアウトできる
アーリーチェックイン(通常より早めのチェックイン)、レイトチェックアウト(チェックアウト時間の延長)が利用できるクレジットカードもあります。早い時間にチェックインして荷物を置きたい方、ホテルの滞在時間を長めに確保して、施設内でゆっくりしたい方にとって便利な特典です。
クレジットカードのポイントがたまる
宿泊代金はもちろん、ホテル内での食事や館内サービスの利用をクレジットカード払いにすることでポイントがたまっていきます。旅行や出張ではまとまったお金を使う機会が多いので、そこでクレジットカード払いを利用すれば、より効率よくポイントをためられるでしょう。
海外のホテルではクレジットカードが便利!
海外のホテルを予約し宿泊する際には、クレジットカードがマストアイテムです。海外のホテルを利用するにあたってクレジットカードが必要な理由は2つあります。
宿泊料金に使う現地通貨を用意しなくてよい
クレジットカード払いなら、ホテルの宿泊代金を支払うために現地通貨を用意する必要がありません。海外のホテルは、ホテルの種類や日数、曜日によっては金額が大きく変動するケースも多いため、必要なお金を用意するのに苦労します。クレジットカードなら日本円から現地通貨へ両替する必要がないので、支払いがスマートになるでしょう。
また、両替手数料を節約できるのもメリットのひとつです。外貨両替をする場合は、日本円から現地通貨に両替するときと、帰国後に日本円に戻すときの2回、手数料を支払うタイミングがあります。クレジットカードでの支払いなら両替の必要がないため、現金よりもおトクです。
デポジットの支払いができる
デポジットとは、「一時的な預かり金」あるいは「保証金」を意味します。宿泊代金の未払いなどのトラブルを防止するために、あらかじめ「保証金」として一定の金額を預かっておくのがデポジットのシステムです。
デポジットは、主に海外(一部の日本国内)のホテルを予約する際、あるいはチェックインの際に支払いが求められます。チェックアウトのときに返金されますが、現金で支払う場合は両替の必要があり、場合によってはクレジットカードで支払った場合に比べて割高になることもあります。そのため、デポジットは現金よりもクレジットカード払いのほうがおすすめです。
デポジットとは?支払い・返金の方法とクレジットカード利用時の注意点
ホテルで利用するクレジットカードの選び方
ホテルに宿泊する際に利用するクレジットカードを選ぶときには、次の3点に注目しましょう。
利用したいホテルの特典がある
旅行や出張でホテルに宿泊する機会が多い場合は、利用機会の多いホテル、または泊まりたいホテルで優待があるクレジットカードを選ぶのがおすすめです。たとえば、JCBのクレジットカード「リーガロイヤルクラシックJCBカード」の場合、リーガロイヤルホテルグループ&アソシエイトホテルズ宿泊室料の割引サービスが付帯しています。
また、ホテル宿泊に加えてレストランやプール、スパなどの割引や特典が付いているカードもあるので、あわせてチェックしておくとよいでしょう。
ポイントがたまりやすい
ホテルをおトクに利用するなら、クレジットカードのポイント還元率が高いものがおすすめです。ポイント還元率とは、クレジットカードの利用金額に対して何円相当のポイントが付与されるかの割合です。
たとえば、利用金額1,000円につき10ポイントたまるクレジットカードで「1ポイント=1円相当」であれば、ポイント還元率は1%です。クレジットカードは利用代金に応じてポイントが付与されるので、還元率が高いほど効率よくポイントをためられます。
また、カードの種類によっては、特定の予約サイトや連携したホテルでのポイント還元率が、ほかのカードより高くなることがあります。よく利用する予約サイトやホテルでのポイント還元率が高いカードなら、より効率よくポイントをためられるでしょう。
たまったポイントは、クレジットカードの利用代金の支払いに充てられるだけでなく、商品や限定アイテムと交換できるなど、使い道も豊富です。
クレジットカードのポイント還元率とは?比較方法とおすすめの選び方を紹介
旅行に関する保険が充実している
クレジットカードには、旅行に関する保険が付帯している場合が多くあります。保険の内容や補償額はカードによって異なりますが、旅行傷害保険や航空機遅延保険などが充実しているほうがよいでしょう。
クレジットカード付帯保険の一例
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- クレジットカードの紛失・盗難保険
- ショッピングガード保険
海外の旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードは多いものの、国内の旅行傷害保険が付帯しているカードは限られています。国内で旅行や出張が多い場合は、国内旅行傷害保険が付帯していることを確認しましょう。
ホテルの支払いにおすすめのクレジットカード
ホテルの支払いのためにクレジットカードを新規で申し込むなら、JCBブランドとして信頼のある「JCBカード」がおすすめです。JCBカードには提携ホテルの割引サービスをはじめ、旅行や出張時に便利な保険、空港ラウンジの利用など、さまざまなサービスが付帯しています。
JCBプレミアムカードである「JCBプラチナ」や「JCBゴールド」の会員であれば、会員限定の「JCBのトラベルサービス」を利用できます。JCBトラベルから予約することでおトクにポイントがためられるほかに、空港宅配サービスや空港送迎サービスなどの特典が受けられます。
また、JCBカードは入会手続き完了から最短5分程度で審査が完了し、MyJCBアプリを用いてカード番号が確認できます。カード本体が届く前にカード情報を入手できるので、いち早く予約サイトやネットショップで支払いをしたい方にとって便利です。
JCBプラチナ
JCBプラチナは、20歳以上(学生を除く)が申し込みできる年会費27,500円(税込)のカードです。
レストランのコースメニューが1名様分無料になる「グルメ・ベネフィット」や、世界の空港ラウンジ等を無料で利用可能な「プライオリティ・パス」、24時間・365日利用可能な「プラチナ・コンシェルジュデスク」など、プラチナカードならではのサービスが付帯しています。
JCBプラチナを利用して一定の条件を満たすと、JCB最高峰のブラックカード「JCB ザ・クラス」の招待が届く可能性があります。将来的にブラックカードを持ちたい方は、JCBプラチナを検討してみましょう。
【付帯サービスの一例】
空港ラウンジサービス |
国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港にあるラウンジが無料で利用できる |
---|---|
グルメ・ベネフィット | 2名以上の予約で対象レストランの所定コースメニューが1名分無料になる |
プラチナ・コンシェルジュ | デスク レストランやホテル、ゴルフ場、チケット等の手配・相談を365日利用できる |
プライオリティ・パス(※1) | 世界148の国や地域にある1,300ヵ所以上の空港ラウンジ等を無料で利用できる |
保険付帯 | 国内外の旅行傷害保険(※2)やショッピングガード保険(※3)などが付帯される |
- 1 家族会員は申し込めません。
- 2 適応条件改定により、2023年4月1日以降出発は、旅行代金(ツアー料金や交通費など)を対象のカードでお支払いいただくことで、旅行傷害保険・航空機遅延保険が適用されます。
- 3 JCBプラチナを利用して購入した品物を、購入日から90日間以内に偶然な事故により被った損害を補償。
年会費はかかるものの、年会費の価値以上の特別感のあるサービスを受けられるのがJCBプラチナの魅力です。ホテルや旅行関連の充実したサービスを重視したい方は、JCBプラチナがおすすめです。
JCBゴールド
JCBゴールドは、JCBブランドの安心感・信頼感に加えてステータスの高さが魅力のゴールドカードです。WEB明細サービス「MyJチェック」に登録し海外利用をすると還元率が2倍になるほか、国内外の旅行傷害保険が充実しています。また、国内の主要空港、およびハワイ ホノルルのラウンジを無料で利用できるなど、国内旅行や出張が多い方に最適です。
またJCBゴールドを保持していれば、一定条件を満たした方限定でワンランク上のサービスが受けられる「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待が届きます。クレジットカードを育てて、今後さらにステータスの高いカードを持ちたい方にもおすすめです。
【付帯サービスの一例】
空港ラウンジサービス |
国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港にあるラウンジが無料で利用できる |
---|---|
ラウンジ・キー | 世界1,100ヵ所以上の国または地域のラウンジをUS35ドル(一部空港ラウンジはUS27ドル)で利用できる |
ゴールド会員専用のデスク | JCBゴールド会員専用のオペレーターが、カードに関する全般的なお問い合わせを受ける(通話料無料) |
JCB GOLD Service Club Off | 映画館やスポーツクラブなど国内外20万ヵ所以上の施設で優待を受けられる |
保険付帯 | 国内外の旅行傷害保険(※1)やショッピングガード保険(※2)などが付帯される |
- 1 適応条件改定により、2023年4月1日以降出発は、旅行代金(ツアー料金や交通費など)を対象のカードでお支払いいただくことで、旅行傷害保険・航空機遅延保険が適用されます。
- 2 JCBゴールドを利用して購入した品物を、購入日から90日間以内に偶然な事故により被った損害を補償。
JCBプラチナより付帯サービスは少ないものの、JCBゴールドはよりおトクに上質な優待サービスを堪能できるのが魅力です。
ディズニーホテルの優待「ディズニー★JCBカード」
「ディズニー★JCBカード」は、ディズニーに関連する特典が豊富なディズニー公式のクレジットカードです。毎月のお支払いでディズニーポイントがたまり、獲得したポイントはパークやディズニーストア、shopDisney(ショップディズニー)などで「1ディズニーポイント=1円」として利用できます。
また、たまったポイントを使ってディズニーオリジナルグッズと交換することも可能です。ほかにも期間限定でのディズニーホテルの優待、スペシャルランチプランへの抽選招待など、ディズニーに関する特典やサービスが豊富に揃っています。
「ディズニー★JCBカード」は、一般カードとゴールドカードから選択可能で、次のように年会費やポイント付与率が異なります。
年会費 | ポイント付与率 | |
---|---|---|
一般カード | 2,200円(税込) 初年度年会費無料 |
200円(税込)=1ポイント |
ゴールドカード | 14,300円(税込) | 100円(税込)=1ポイント |
表面にはディズニーキャラクターがデザインされており、10種類以上から好みのデザインを選べます(カード情報は裏面に記載されています)。ディズニーキャラクターのカードを持ちたい方や、パーク等で使えるポイントをためたい方、ディズニーに関連する特典を利用したい方におすすめです。
よくある質問
-
ホテルの宿泊料金の支払いが現金よりクレジットカードがおすすめな理由はありますか?
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ホテル料金をクレジットカード払いにすることで得られるメリットは4つあります。
- 料金の割引を受けられる
- 客室をアップグレードできる
- アーリーチェックイン・レイトチェックアウトできる
- クレジットカードのポイントがたまる
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ホテルの宿泊料金の引き落としはいつになりますか?
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引き落としはカード会社や予約サイトによって異なり、宿泊の前に請求されることもあれば、宿泊した後に請求されることもあります。予約サイトのプランや宿泊施設のサイトを確認するなどして、請求のタイミングを把握しておきましょう。また、クレジットカードによって利用代金の締め日と引き落とし日が異なるので、注意が必要です。
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クレジットカード決済をしてホテル予約をキャンセルするとどうなりますか?
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キャンセルの手続きが正常に完了すれば、相殺または返金で対応されます。ただし、宿泊施設が定める期間を超えてキャンセルした場合は、キャンセル料が発生するケースがあるので注意しましょう。
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- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
- 【監修者】
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氏名:高柳政道(たかやなぎ まさみち)
資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、DCプランナー2級一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得後、2020年5月に金融コラムニストとして独立。企業に属さないFPとして投資商品の選び方を中心に情報を発信。
資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。
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