基礎知識
リボ払いはカードローンで一括返済できる!支払いの負担を軽減する方法とは
更新日:2024年7月31日
「クレジットカードのリボ払いを利用しているけれど、手数料がかさんで利用残高が減らず、いつになったら支払いが終わるかわからない」というお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
リボ払いは、支払い期間が長くなればなるほど手数料の負担も大きくなります。そのため、思い切って一括返済すると、家計のやりくりがしやすくなるかもしれません。
そこで、この記事では、リボ払いにかかる手数料や、一括返済する方法やメリットについて解説していきます。
この記事でわかること
- リボ払いにかかる手数料
- リボ払いを一括返済する方法やメリット
目次
1.リボ払いの支払い負担が大きい方は一括返済を検討しよう
リボ払いを使っている人のうち、支払い期間が長期化している方や、残高が高額になっている人は、思い切って一括返済することを検討してみてください。
いつまでたっても終わらないリボ払いの支払いを続けることは、大きな負担につながります。また、返済がいつ終わるのかわからないと、将来のマネープランも立てにくくなってしまうでしょう。
もっとも、「一括返済できる貯金があれば、最初からリボ払いは使わない」という人もいるかもしれません。そういう場合は、カードローンやフリーローンへの「借り換え」がおすすめです。
リボ払いの代わりにカードローンやフリーローンを契約することになりますが、リボ払いを続けるよりも手数料を抑えられる可能性があります。
完済までの手数料を減額できる可能性がある
リボ払いの手数料はおおよそ年利15.00%ですが、カードローンやフリーローンなら、もっと低金利で資金を調達できる可能性が高いでしょう。具体的な金利はそれぞれのローンによって異なりますが、リボ払いよりも低い金利で借り換えできれば、その分、総支払額を少なくできます。
例えば、JCBのカードローン「FAITH」の実質年率は、1.30%~12.50%で、リボ払いの一般的な手数料率である15.00%よりも低くなっています。(JCB比)
- リボ払い年率15.00%程度 カードローン「FAITH」実質年率1.30~12.50%(JCB比)
なお、金利に幅があるのは、利用可能枠が高額になればなるほど金利が下がるからです。実際に利用している金額ではなくて、利用できる金額に応じて金利が変わるため、返済が進んで残高が減っても、利率が上がることはありません。
JCBのカードローン「FAITH」とリボ払いではどの程度手数料に差が出るか、50万円の商品を購入した場合を例に、次の表で詳しく解説します。
[50万円の商品をリボ払いで買った場合vsリボ払い設定直後にカードローンに借り換えた場合]
支払方法 | 支払総額 | 支払金額(月) | 手数料(合計) | 支払回数 |
---|---|---|---|---|
リボ払い(1万円+手数料)※1 | 664,292円 | 13,286円 | 164,292円 | 50回 |
カードローン※2 | 636,902円 | 12,738円 | 136,902円 | 50回 |
- シミュレーションの結果は、実際のお支払い金額と異なる場合があります。
- 1 金利15.00%で計算した場合
- 2 JCB FAITHで限度枠60万円、融資利率(金利)12.50%、「毎月元金定額払い」コースで計算した場合
2.リボ払いを利用する際の注意点
毎月の支払額を一定にできるリボ払いは、計画的に使えば支出の管理に役立つ方法ですが、支払い期間が長期に渡ると、その分手数料も高額になります。
リボ払いを利用する際の注意点を詳しく解説しましょう。
リボ払いには手数料がかかる
リボ払いにかかる手数料は、利用するクレジットカードによって異なりますが、多くの場合は15.00%程度に設定されています。
15.00%というのは、「100万円のリボ払いを利用したら、15万円手数料がかかる」という単純なものではありません。15.00%は「1年あたりの手数料」なので、支払いが1年以上に渡れば、その分手数料も高くなります。
例えば、手数料15.00%で100万円リボ払いを利用して、毎月「1万円+手数料」ずつ返済していく場合、62万9,241円もの手数料を払わなければいけないのです。
リボ払いの手数料は利用残高によって変わる
リボ払いの手数料は、利用残高全体に対してかかります。分割払いのように、最初に総支払額が確定しているわけではありません。
[リボ払いを繰り返し使った場合の残高推移(支払い方法が元金定額方式の場合)]
リボ払い利用額 | 支払金額 | リボ払い利用残高 | |
---|---|---|---|
1ヵ月 | 5万円 | - | 5万円 |
2ヵ月 | 3万円 | 1万円+手数料 | 7万円 |
3ヵ月 | 1万円 | 1万円+手数料 | 7万円 |
4ヵ月 | 4万円 | 1万円+手数料 | 10万円 |
5ヵ月 | 8万円 | 1万円+手数料 | 17万円 |
6ヵ月 | 2万円 | 1万円+手数料 | 18万円 |
上のようにリボ払いを繰り返し利用して、利用残高が大きくなっていくと、支払いが完了するまでの期間が長引き、手数料が高額になってしまう可能性が高いでしょう。
それでは、一度だけリボ払いを使って、繰り返し利用しなかった場合はどうでしょうか。
[一度だけリボ払いを利用した場合の残高推移(支払い方法が元金定額方式の場合)]
リボ払い利用額 | 支払金額 | リボ払い利用残高 | |
---|---|---|---|
1ヵ月 | 5万円 | - | 5万円 |
2ヵ月 | - | 1万円+手数料 | 4万円 |
3ヵ月 | - | 1万円+手数料 | 3万円 |
4ヵ月 | - | 1万円+手数料 | 2万円 |
5ヵ月 | - | 1万円+手数料 | 1万円 |
6ヵ月 | - | 1万円+手数料 | 0円 |
上の例では、毎月1万円の元金を支払って、6ヵ月目でリボ払いの支払いを終えています。このケースで支払う手数料の合計は1,782円(実質年率15.00%の場合)ですから、それほど高額ではありません。
一方、毎月の返済額を5千円に減らすと、完済するまでには倍の10ヵ月かかります。この場合の手数料は3,335円と、1万円返した場合よりも1,500円以上高くなってしまいます。逆に返済額を多めの2万円にすると、返済は3回で終わり、支払う手数料は1,030円です。
「毎月の返済負担を減らせる」というのはリボ払いの大きなメリットですが、毎月少額ずつ返済しようとすると、その分手数料が高くなってしまうのです。
返済がなかなか終わらないことがある
クレジットカードの利用金額をリボ払いにするのが当たり前になっていると、いつまでたっても残高が減らずにリボ払いの返済が終わらないという事態になることがあります。
例えば、「自動的にリボ払いに設定されるクレジットカードを携帯電話の利用料金の支払いに使っている」という人の場合、毎月1万円ずつ支払いをしていても、携帯電話の利用料金が1万円を超える月が多ければ、だんだん利用残高が膨れ上がってしまいます。
「リボ払い」は、使いたいお金を固定するシステムですから、いつまでたっても支払いが終わらないようでは、健全な使い方ができているとはいえないでしょう。
特に、月々の支払額が「1万円+手数料」といった設定ではなく「1万円(1万円の中に手数料も含まれる)」という設定にした場合には注意が必要です。なかなか元金の返済が進まず、いつまでたっても返済が終わらない状態のこと指し、「リボ地獄」といわれることもあります。
3.リボ払いの一括返済はカードローンで借り換えて行おう
リボ払いの一括返済は、カードローンを活用するのがおすすめです。フリーローンとの違いや、カードローンを活用するメリットについてご説明します。
カードローンとフリーローンの違い
カードローンは、専用のカードを作成することで、コンビニATMなどから融資を受けられる借入方法です。一定の限度額の範囲内であれば繰り返し利用可能で、借入目的の制限も基本的にありません。
一方のフリーローンも、借入目的の制限がない点は同一です。しかし、フリーローンの場合、利用できるのは1回だけです。最初に「〇万円借入」という契約を結んで、後は返済回数に応じた金額を支払うことで完済を目指します。
フリーローンは、「何度も利用できるカードローンを契約すると繰り返し使ってしまいそう」「少しでも金利が安いローンがいい」という人に適した融資方法です。
一方のカードローンは「面倒な手続きはしたくない」「リボ払いよりも好条件の借り換えがしたい」「今すぐ借り換えしたい」「別の用途で2回目の融資を利用するかも」といった人に向いています。
どちらにもメリットとデメリットがありますが、スピーディにリボ払いの完済を目指すなら、カードローンを利用するのがおすすめです。
カードローンをリボ払いの一括返済に活用するメリット
カードローンは、フリーローンに比べて自由度が高く、スピーディに手続きを進められる借入方法です。
「リボ払いの金額が膨れ上がってしまって、今すぐなんとかしたい!」という人も、カードローンなら借り換えが可能です。
例えば、JCBのカードローン「FAITH」では、最短即日で審査が完了します。借入可能額を事前にシミュレーションすることもできるので、申し込み前に資金計画を立てることも可能です。
また、返済も、フリーローンはほとんどの場合口座引き落としですが、カードローンはコンビニATMなどから行えます。繰り上げ返済をする時も、フリーローンは利息がかかったり、書面などで別途手続きが必要な場合がありますが、カードローンならウェブ上やATMから手続きできて、利息もかかりません。
特に繰り上げ返済は、利息軽減効果の大きいものです。カードローンを利用して、ボーナス時期などお金に余裕があるときに少しずつ繰り上げ返済をしていけば、その分完済が早くなり、利息も抑えられるでしょう。
4.クレジットカードのリボ払いとは?
「クレジットカードの支払い方法で、なんとなくリボ払いを選択していたけれど、具体的な手数料の金額やシステムはよくわからない」という人もいるのではないでしょうか?クレジットカードのリボ払いのシステムと手数料について、改めて確認しておきましょう。
リボ払いの仕組み
リボ払いは、クレジットカードでショッピングやキャッシングをした際の返済方法のひとつです。どちらも基本的な仕組みは同じですが、ここでは「ショッピング」でリボ払いを利用した場合についてご説明します。
クレジットカード利用額の支払い方法には、いろいろな種類があります。どれを選ぶのかは、基本的にクレジットカード利用時に選択します。
クレジットカードの4つの支払い方法である「一括払い」「ボーナス払い」「分割払い」「リボ払い」、それぞれの簡単な特徴をまとめました。
一括払い
クレジットカードで決済した金額を翌月、または翌々月にまとめて支払うのが一括払いです。手数料はかかりません。
ボーナス払い
ボーナス払いは、クレジットカードで決済した金額を夏・冬のボーナス時期に支払う方法です。手数料はかかりませんが、小規模な店舗の場合、ボーナス払いを利用できない場合もあります。また、ボーナス支給の1ヵ月前ごろになると、ボーナス払いが利用できない、または利用できる金額に制限があるといった点にも注意が必要です。
分割払い
クレジットカードの利用額を、購入時に指定した回数に分割して支払うのが分割払いです。2回払いまでは手数料がかかりませんが、3回以上の分割には、分割回数に応じた手数料(利息)が発生します。
多くのクレジットカードでは、一括払いで決済した買い物を後から分割払いにすることが可能です。また、残額を一括で繰り上げ返済することはできますが、分割払いを一括払いに変更したり、残額の一部を繰り上げ返済したりすることはできません。
リボ払い
分割払いが「支払い回数を決める」のに対して、「支払い金額」を決めて返済していくのがリボ払いです。
返済方法には、月々の支払額を自分で決める「定額方式」と、リボ払いの利用残高の合計額に応じて支払額が決まる「残高スライド方式」の2種類があります。
リボ払いを利用するのに手数料がかかる点と、一括払いで決済した買い物を後からリボ払いに変更できる点は、分割払いと同様です。ただし、リボ払いは一括返済だけでなく、残額の一部を繰り上げ返済することもできます。
リボ払いとほかの支払い方法の違い
一括払いやボーナス払い、分割払いでは、決済ごとに支払いを行います。一方、リボ払いでは、「リボ払いの利用残高の合計」に応じて手数料額と月々の支払額が決まります。
例えば、5万円の商品を5回の分割払いで買うと、1回の支払いは「1万円+手数料」です。その後、支払いが終わる前に3万円の商品を6回の分割払いで買った場合、この分の支払いの5,000円+手数料が支払額に追加されます。
このときの1ヵ月の支払額は「5万円の商品の支払い(1万円+手数料)+3万円の商品の支払い(5,000円+手数料)」です。
一方、これをどちらも「毎月1万円」の定額支払いのリボ払いで決済したとすると、支払額は5万円のものを買ったときも、追加で3万円のものを買ったときも、常に「1万円」(手数料が別計算のクレジットカード会社の場合、「1万円+手数料」)です。
このように、リボ払いは月々の支払額をほぼ一定にできるというメリットを持っています。
5.カードローンでリボ払いの返済ができる
長期間支払いが続くリボ払いは、「いつまで経っても返済が終わらない」という事態になりやすい返済方法です。リボ払いを長年続けている人は、カードローンで借り換えをして、返済する方法もあります。
手数料を抑えて借り換えることができれば、支払総額はもちろん、月々の負担も減らせる可能性があります。まずはシミュレーションで、月々いくらくらい支払えばいいのか、チェックしてみてください。
- この特集の内容は、一般的な情報を元に記載しています。JCBカードローン「FAITH」のサービスには該当しない情報も含まれています。
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