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基礎知識

携帯代が支払えないとどうなる?自動解約までの流れや滞納のリスクを解説

更新日:2024年7月31日

携帯代が支払えないとどうなる?自動解約までの流れや滞納のリスクを解説

携帯代が支払えない場合でも、すぐに携帯やスマホが使えなくなるわけではありません。ただし、延滞が続くと、利用停止や自動解約になるだけでなく、損害遅延金による支払負担が増えたり、信用情報に傷が付いたりする可能性があります。

携帯代が支払えない場合の解約までの流れや滞納のリスクを理解し、自分に合った対処法を選びましょう。

この記事でわかること

  • 携帯代が支払えない場合の解約までの流れ
  • 携帯代が支払えない場合のリスク
  • 携帯代が支払えない場合の対処法

携帯代が支払えないとどうなる?解約までの流れ

携帯代を滞納してから解約までの流れと目安の期間

携帯代やスマホ代が支払えなくても、携帯やスマホがすぐに使えなくなったり、解約になったりするわけではありません

ただし、携帯代が支払えなければ、携帯が使えなくなるだけでなく、遅延損害金による負担が増えたり、財産が差し押さえられたりするなどのさまざまなデメリットが発生します。

携帯代を未払いしてから各段階に至る期間や流れは、携帯会社によって異なるため、携帯代が支払えないことがわかったら、まずは携帯会社に連絡しましょう。

1.払込用紙や請求書が届く

支払期限を過ぎたからといって、すぐに利用停止になるわけではありません。未払いから1週間前後で届くメールや振込用紙、請求書に従って、携帯代を支払いましょう

支払期限に未払いとなってから振込用紙や請求書などの支払催促が届くタイミングは、以下のように、携帯会社によって異なります。

携帯会社 支払督促が届くまでの目安
docomo 公式WEBサイトに案内なし
au 支払期日から10日~14日前後
SoftBank 支払期日から1週間から10日ほど
楽天モバイル 支払期日から約4~7日(※)
  • 口座振替でお支払いの場合は1~2週間かかる場合あり

なお、支払期限内に携帯代が支払えなかった場合、携帯会社によっては、通常の支払い方法とは異なる支払い方法が指定されます。

  • コンビニ振込票
  • ペイジー対応の金融機関
  • 携帯ショップ
  • クレジットカード

支払期日から一定期間を超えると遅延損害金がかかり、別途、請求書発行手数料や払込手数料などが発生します。支払い方法によっても手数料がかかるため、携帯会社からの案内に従って、すぐに支払いましょう。

携帯代が支払われるまで、数回にわたり通知が届きます。

2.利用停止の通知が届く

複数回の請求を無視して携帯代が支払えない状況が続くと、未払いから2週間前後で利用停止の通知が届きます。

利用停止の通知には、利用停止前の最後の支払期日が記載されているので、期日までに支払いましょう。

3.利用停止

利用停止の通知に記載している支払期日までに支払わなければ、記載している支払期日の翌日には利用停止となります。記載の支払期日までに携帯代を支払いましょう。

携帯会社によって異なりますが、未払い発生から利用停止までの期間は、およそ1ヵ月です。

携帯会社 利用停止の目安
docomo 支払期日から20~30日目
au 支払期日の翌月中旬ごろ
SoftBank 支払期日から順次
楽天モバイル 未払い発生の翌月末

なお、携帯会社の受付時間内に携帯代を支払えば、30分程度で利用を再開できるのが一般的です

4.自動解約

利用停止となっても引き続き支払いがなければ、強制的に契約が解除されます。自動解約になると、電話番号や各携帯会社のメールアドレスが利用できなくなります

未払い発生から自動解約までの期間は、携帯会社によって異なります。

携帯会社 自動解約の目安
docomo 公式WEBサイトに案内なし
au 公式WEBサイトに案内なし
SoftBank 利用停止から約2ヵ月
楽天モバイル 未払い発生の翌々月末

携帯代を支払わないことによるリスク

携帯代を支払わないことによる4つのリスク

ここからは、携帯代を支払わないことによるリスクを4つ紹介します。

自動解約によって携帯が使えなくなる

携帯会社との契約が強制的に解除されると、携帯番号が無効になり、サービスの提供が停止されます。通話やデータ通信が利用できなくなるため、日常生活や業務に支障をきたす可能性があります。

なお、一度自動解約となった場合、未払い料金を支払っても電話番号は再利用できません。

遅延損害金の発生によって支払金額が増える

遅延損害金とは、未払いの際に発生する利息のことで、支払いが遅れた月の支払金額に対して携帯会社が決めた利率で計算されます。延滞金の利率は、14.50%が一般的です。

遅延損害金の計算方法は、以下の通りです。

(元本金額×延滞金の利率×延滞日数)÷365

遅延損害金は、支払いが完了するまでの間、発生します。そのため、支払いが遅れるほど、延滞料金や遅延損害金が加算され、支払いの負担が増加します

信用情報に傷が付く

信用情報とは、クレジットカードや各種ローンなどの契約内容や支払情報などの客観的な取引事実に基づいた個人情報のことです。クレジットカードやローンに申し込んだ際は、各金融機関が信用情報機関に信用情報を照会し、利用履歴や過去にトラブルがないかを確認しています。

携帯電話本体を分割払いしたり携帯代をクレジットカード払いしたりしている場合に、支払いが遅れた場合は、信用情報機関に記録されるため、クレジットカードやローンの新規契約や、借り入れなどができなくなる可能性があります

信用情報が審査に影響を与える契約の例

  • クレジットカードの新規発行や更新
  • 他携帯会社での新規回線の契約
  • 住宅ローンや自動車ローンの申し込み
  • 分割払いやリボ払い、キャッシングの申し込み

財産が差し押さえられる可能性がある

携帯が自動解約になっても、支払いの義務は消えません。そのため、携帯代を支払わずにいると、法的措置が講じられ、その結果、財産が差し押さえられる可能性があります。

携帯代が支払えない場合の対処法6つ

ここからは、携帯代が支払えない場合の対処法を6つ紹介します。

  • まずは携帯会社に相談する
  • クレジットカードで支払う
  • カードローンを利用する
  • クレジットカードのキャッシングを利用する
  • 不要品を買い取ってもらい現金を作る
  • 知人や家族にお金を借りる

まずは携帯会社に相談する

携帯代が支払えないことがわかったときは、すぐに携帯会社に相談することが大切です。やむを得ない事情の場合は、支払猶予などの対応をしてくれる可能性があります。

なお、相談したうえで支払いを猶予してもらえなかった場合でも、一時休止の手続きをすれば、自動解約を逃れることが可能です。

クレジットカードで支払う

コンビニ振込票や携帯ショップでの支払いには現金が必要です。しかし、クレジットカードを使えば、現金がなくても支払うことができ、支払期限を一時的に伸ばせます

支払い方法をクレジットカード払いに変更したい場合は、アプリやWEBサイトで変更可能です。変更するタイミングによっては、希望月から変更できず翌月からの変更になる可能性があります。携帯代を支払えない恐れがある場合は、早めに変更手続きするとよいでしょう。

カードローンを利用する

カードローンとは、クレジットカード会社や銀行などの金融機関が提供する、個人向けの融資サービスです。

審査によって決められた利用可能枠(限度額)の範囲であれば、繰り返し借り入れが可能です。借り入れには、ローン専用のカードを用いてコンビニや銀行のATMから現金を引き出す方法や、WEBやアプリを通して口座に入金してもらう方法があります。

審査や融資までのスピードが早いカードローンを利用すれば、携帯の利用停止や自動解約を防ぐことが可能です。

なお、カードローンの利用には手数料がかかるため注意が必要です。

クレジットカードのキャッシングを利用する

クレジットカードのキャッシングとは、クレジットカードのキャッシング枠を利用した借り入れです。クレジットカードには、買い物に利用するショッピング枠とは別にキャッシング枠を設定でき、その範囲内で借り入れが可能です。キャッシング枠が設定されたクレジットカードがあれば、コンビニなどのATMからお金を引き出したり、WEBサイトから借り入れを申し込むことが可能です。

持っているクレジットカードにキャッシング枠が設定されていれば、審査なしですぐに借り入れできます。

ただし、クレジットカードのキャッシングの利用には手数料がかかるため注意が必要です。

さらに、クレジットカードのキャッシングは、カードローンと比べると金利が高い傾向があります。たとえば、同じJCBのサービスであっても、クレジットカードの金利は15.00~18.00%、カードローンの金利は1.30~12.50%と、カードローンのほうが低金利でキャッシングを利用することが可能です。

不要品を買い取ってもらい現金を作る

不用品を買い取ってもらうことで、最短で当日中に現金が得られるため、携帯代の支払いにあてることが可能です。自宅に不要な家具や家電、衣類、ブランド品、本などがないか確認してみましょう。

フリマアプリでの売却は、商品が売れるまでと商品が売れてから代金が入金されるまでに時間がかかるため、すぐにお金が必要な場合は、リサイクルショップなどの実店舗で売却するとよいでしょう。

知人や家族にお金を借りる

携帯代を滞納すると、信用情報が傷付きクレジットカードやローンの申し込みに影響が出たり、自動解約によって他の携帯会社で新規契約ができなくなったりします。このようなリスクをとるよりも、事情を話して知人や家族にお金を借りたほうがよい場合もあります。

ただ、知人や家族に借りる場合であっても、借金であることは変わりません。貸し借りのルールや返済期限などの詳細をあらかじめ決め、トラブルを防ぐようにしましょう

監修者:小宮崇之氏のコメント
携帯代金を支払えないときに、知人や家族にお金を借りる方法はトラブルになることも多いので、あまり得策ではないでしょう。特に知人は、お金を借りたいと言っただけで、友人関係にヒビが入る可能性もありますので、避けておいた方が無難です。まずは、友人や家族に迷惑をかけないような手段で借り入れを行い対処することを検討しましょう。

携帯代などの少額借り入れならJCBのカードローン「FAITH」が便利

「FAITH」は、クレジットカード会社でお馴染みのJCBが提供する年会費無料のカードローンです。

初めてお金を借りようと考えている場合、数ある借り入れサービスからどのサービスを利用したらいいか迷う人も多いでしょう。そのような場合は、大手ブランドが提供しているカードローンを選ぶのも手段のひとつです。

JCBクレジットカードのキャッシングリボ払いよりも低金利(JCB比)

「FAITH」なら、キャッシングリボ払いでも最大12.50%の低金利(JCB比)です。JCBクレジットカードのキャッシングリボ払いの融資利率(年利)は15.00~18.00%なので、「FAITH」のほうが低金利で借り入れが可能です。

金利が低い借入先を選ぶことで、それだけ返済総額も抑えられる可能性があります。

5万円までの借り入れはキャッシング1回払いで融資利率(金利)は5.00%

「FAITH」は、通常のキャッシングリボ払いでは融資利率(金利)が最大12.50%ですが、5万円以内の借り入れでキャッシング1回払いを利用すれば、融資利率(金利)5.00%とさらに低金利(JCB比)で借り入れが可能です。

携帯代の支払いのために少しだけ借りたいときや、給料日まで一時的に借りたいときなどに便利に利用できます。

「FAITH」では、対象利用期間内のキャッシングリボ払いの利息分がキャッシュバックされるキャンペーンを実施しています。「少しでもおトクに利用したい」「手数料を少なくしたい」と考える人に適したキャンペーンです。

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審査は最短で即日実施

「FAITH」は、最短即日で審査が行われます。

契約後は、WEBまたは電話の申し込みによって最短数十秒で口座にお金が振り込まれる「キャッシング振り込みサービス」も利用でき、急ぎの借り入れにも便利です。

キャッシング振り込みサービス

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「FAITH」で借り入れする前に簡易審査のシミュレーションをしよう

簡易審査シミュレーションでは、融資可否や総量規制に該当しないか、限度額(利用可能枠)はいくらかを簡易的に確認できます

実際の融資では申し込みや審査が必要ですが、借り入れから返済までのイメージを持つために、まずは簡易審査シミュレーションを試してみましょう。

カードローン「FAITH」の簡易審査シミュレーション

毎月の携帯代を減らすためにできること

ここからは、毎月の携帯代を減らすためにできることを2つ説明します。

  • 契約プランを見直す
  • 格安SIMに変更する

契約プランの見直しや格安SIMへの変更をすれば、毎月の固定費を大きく抑えられる可能性があるので、ぜひ実践しましょう。

契約プランを見直す

自分にあった契約プランに見直すことで、無駄な費用を削減でき、毎月の携帯代が減らせる可能性があります。

たとえば、以下の場合は見直しによって携帯代が安くなる可能性があります。

  • 通話をよく利用するのに通話かけ放題プランに入っていない
  • 契約しているデータ通信量に対して使用量が少ない
  • 不要なオプションに加入したまま

また、家族割引やグループ割引などの特典を利用することも、大きな節約につながります。活用できる割引制度がないかも、あわせて確認しましょう。

格安SIMに変更する

携帯の契約先を大手携帯会社から格安SIMに変更するだけで、毎月の携帯代を減らせる可能性があります。

格安SIMとは、大手携帯会社と比べると携帯が安い通信サービスです。WEBを中心とした販売で、実店舗を構えて販売員を配置する必要がないため、大手携帯会社よりも安い通信料が提供されています。

格安SIMを提供する携帯会社は1,732社(2022年12月時点)と多く、携帯会社によって、さまざまなプランが用意されています。

大手携帯会社から格安SIMに変更するだけでなく、月額料金やデータ通信料、通信速度、サポートなど自分にあった格安SIMを選ぶことで、携帯代がさらに抑えられるでしょう。

よくある質問

お金がなくて携帯代が支払えません。どうなりますか?

携帯代が支払えないといきなり携帯やスマホが使えなくなるわけではありません。しかし、滞納が続くと、手数料や遅延損害金が発生するだけでなく利用停止や自動解約になるため、早めに支払いましょう。

携帯代が支払えないと、いつ解約になりますか?

自動解約までの期間は、携帯会社によって異なりますが、およそ2~3ヵ月です。

携帯代を支払わないと、どのようなリスクがありますか?

携帯代の滞納が続くほど遅延損害金が発生し支払いの負担が増えるリスクがあります。また、携帯本体代を分割払いしていたり、携帯代をクレジットカード払いにしていたりする場合、滞納してしまうと信用情報が傷付き、今後のクレジットカードやローンなどの審査に影響が出る恐れがあります。

滞納している未払いの携帯代を、分割支払いにできますか?

携帯代を滞納している場合は、分割払いへの変更が不可能であることがほとんどです。

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監修者 小宮崇之
【監修者】

氏名:小宮崇之(こみや たかし)
資格:CFP(R)(公認ファイナンシャルプランナー)、TLC(生命保険協会認定FP)、損害保険プランナー、証券外務員一種、日商簿記検定2級

大学卒業後、信用金庫に入社。お客様と接する中で、中立的な立場によるアドバイスの必要性を感じ、保険代理店として独立することを決意。保険会社の代理店営業職、保険会社の研修生を経て2020年9月に保険代理店を設立。保険代理店の実務経験を活かした執筆業や講師業にも積極的に取り組んでいる。

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