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基礎知識

急な出費への対処法!出費の例やお金が必要なときの注意点

更新日:2024年3月4日

急な出費の対処法と注意点

急な出費でお金が必要になったときの対処法は、「お金を借りる」と「お金を稼ぐ」の2種類に分かれます。この記事では、即日または数日以内にお金を得るための方法や注意点を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

急な出費の種類や、日頃から急な出費に備えるための方法も押さえておきましょう。

この記事でわかること

  • 急な出費が発生したときの対処法
  • お金に困ってもやってはいけないこと
  • 急な出費の種類
  • 急な出費に備えてお金を準備しておく方法

急な出費があったときの対処法

急な出費があったときの対処法

ここでは、急な出費に困ったときに即日または数日以内でお金を得るための方法を紹介します。

クレジットカードのキャッシング枠を利用する

クレジットカードのキャッシング枠とは、買い物やサービスの決済などに利用する「ショッピング枠」とは別に設けられた、お金を借りるための枠のことです。所有しているクレジットカードにキャッシング枠が設定されていれば、利用可能枠(限度額)の範囲内で、コンビニのATMなどを利用して借り入れができます。

注意点として、キャッシング枠を利用するとショッピング枠が減ってしまいます。クレジットカード決済サービスを利用している場合は、ショッピングで利用できる金額である利用可能枠(限度額)を確認しておきましょう。

また、キャッシング枠が設定されていない場合は申し込みと審査が必要です。審査に通過するとキャッシング枠が設定され、借り入れできるのはその後になります。

カードローンを利用する

カードローンとは、クレジットカード会社・信販会社・銀行などが提供する個人向けの融資サービスです。審査は最短即日で行われるため、早めにお金を用意したい人に向いている対処法といえます。

また、カードローンはクレジットカードのキャッシング枠に比べて金利が低い(JCB比)場合が多いのもメリットです。たとえば、JCBのカードローン「FAITH」の金利は、キャッシングリボ払いでも最大で12.50%。JCBクレジットカードのキャッシングリボ払いの金利は15.00~18.00%なので、「FAITH」のほうが低金利です。

注意点として、借り入れには審査が必要で、条件によっては借り入れできないこともあります。

所持品を売却する

リサイクルショップやフリマアプリで物を売り、現金を得るのも急な出費に対処する方法のひとつです。ブランド品など価値がある物を売却すれば、まとまったお金になるでしょう。

フリマアプリの場合は商品が売れてから実際の入金までタイムラグがあるため、急ぎの場合はリサイクルショップへ売りたい物を持ち込みましょう。持ち込みの前に可能な限り汚れを落とし、箱や付属品を揃えると買取単価がアップする可能性があります。

急な出費で困ってもやってはいけないこと

急な出費で困ってもやってはいけないこと

お金に困っていても、次のような方法はリスクが高いため避けましょう。

ヤミ金・個人間融資の利用

ヤミ金とは、違法な金利で貸し付けを行う業者のことです。

営利目的で不特定多数の人にお金を貸し付けるには、財務局長や都道府県知事への登録が必要です。登録を受けていない無登録の業者は、法律で定められた上限を超えた金利での貸し付けや脅迫のような取り立てを行うことがあるので、利用してはいけません。

また、SNSやWEB上の掲示板で面識のない個人同士がお金を貸し借りする「個人間融資」にも注意しましょう。相手が個人を装ったヤミ金業者で、犯罪に巻き込まれる恐れもあります。

違法な給与ファクタリングの利用

給与ファクタリングとは、手数料を支払って給与を債権として買い取ってもらい、給料日前に現金化することです。

貸金業登録をしている正規の業者を利用する分には問題ありませんが、無登録の業者は悪質な取り立てや法外な金利の設定などのリスクがあるので、利用しないようにしましょう。

クレジットカードの現金化

クレジットカードの現金化とは、買い物などに使用するクレジットカードの「ショッピング枠」を利用して現金を入手することです。

具体的には、自分のクレジットカードでブランド品や金券といった換金率の高い商品を購入し、業者に買い取ってもらう「買取式」と、現金化を行っている業者から安い商品を高額で購入する「キャッシュバック方式」があります。

現金化はクレジットカードの会員規約では禁止されています。現金化によって万が一トラブルが発生しても、クレジットカード会社による補償はないので十分注意しましょう。

急な出費の例と金額の目安

ここでは、急な出費の例を紹介します。突発的に起こる出費の内容を把握しておき、いざというときに慌てないようにしましょう。

[急な出費と金額の目安(あくまでも一例です)]

出費の例 金額の目安
結婚祝い(ご祝儀) 2~10万円
出産祝い 3,000円~10万円
香典 3,000円~10万円
病気・ケガの治療・通院 1万円~
入院費 1万円~
家電の修理・購入 5,000円~10万円
住宅や設備の修繕費 5,000円~
車の修理 2万円~
飲食費 5,000円~3万円

年に数回ある特別費と金額の目安

特別費とは、数ヵ月に1回や1年に1回といった頻度で発生する出費のことです。

毎月発生するわけではないので忘れやすく、急な出費となることが多くなります。特別費が発生する時期と金額の目安を把握し、日頃から少しずつ貯金しておきましょう。

[特別費と金額の目安(あくまでも一例です)]

出費の例 金額の目安
車検代 5~10万円
税金・年金
(住民税・自動車税・国民健康保険税・国民年金保険料等)
年間数万円~数十万円
帰省にかかる交通費など 数万円~
季節のイベントの交際費
(年末年始・クリスマスなど)
1~10万円
教育費 子供ひとり当たり1,000万円程度といわれている

急な出費のために備えておく方法

急な出費のために備えておく方法

今後、急な出費が発生したときに慌てずお金を用意するため、次のような準備をしておくとよいでしょう。

固定費の見直しをする

「家計の見直しは固定費から」といわれています。少しでも固定費を削減できればその効果は毎月続いていくので、一時的な節約よりも固定費を削ることのほうが重要です。

生活費の支払いをクレジットカードで行っている場合は、利用明細を見て数ヵ月分の支出を確認してみましょう。生活費を把握できていない人は、大まかな金額で構いませんので家計簿を付けて、支出を見える化するところから始めます。

通信費や保険料、雑費などは特に無駄な出費が隠れていることが多く、削減できるポイントが見つけられる可能性があります。

通信費であれば、スマートフォンのプランの見直しや格安スマホ・SIMへの乗り換えが考えられます。また、何年も前に入ったままになっている保険があれば、同様に見直しを行いましょう。

急な出費にも対応できる貯金を始める

毎月なかなかお金が残らず、貯蓄まで回らないという人は、先取り貯金をしましょう。毎月数千円でもよいので、急な出費に備えて貯金しておくことが大切です。

給料日前に余ったお金を貯金しようとすると、貯金の優先度が下がり、お金が残らないことがあります。給料が入ってすぐ先取り貯金をするほうがお金を貯めやすく、たとえ少ない金額であっても、着実に貯金を増やすことができます。

急な出費や特別費の例を参考にしながら、必要な金額を逆算して先取り貯金をするとさらに効果的です。

給料が即日払いのアルバイトに登録する

「即日払いのアルバイト」とは、仕事をしたその日にお金がもらえるアルバイトのことです。即日払いのアルバイトは登録制であることも多いため、登録だけ事前に済ませておき、急な出費で困ったときにすぐ働けるようにしておくと便利です。

クレジットカードのキャッシング枠を設定する

すでにクレジットカードを保有している場合は、クレジットカードのキャッシング枠を設定するのもひとつの方法です。キャッシング枠の設定だけなら費用はかかりません。

キャッシング枠の新設は審査に時間がかかることがあるため、いざというときすぐ借り入れできるよう、時間に余裕があるときに申し込んでおきましょう。

カードローンを契約しておく

カードローンとは、クレジットカード会社・信販会社・銀行などが提供している個人向けの融資サービスのことです。

クレジットカードのキャッシング枠よりも低金利で借り入れできることも多く、たとえばJCBのカードローン「FAITH」なら、JCBクレジットカードのキャッシングリボ払いの金利(15.00~18.00%)よりも低金利です。低金利で借り入れできれば利息が減り、その分、返済総額を抑えられます。

急な出費は、ただでさえ家計にとって大きな負担となります。なるべく低金利の借入先を選び、返済総額を最小限にするのも重要なポイントです。

急な出費への備えならJCBのカードローン「FAITH」

JCBのカードローン「FAITH」は、WEBで24時間申し込みが可能で年会費無料のカードローンです。

契約するだけで借り入れをしなければ費用はかからないため、時間があるときに申し込みを行い、審査に通過することで急な出費への備えとして活用できます。契約後は、WEBまたは電話の申し込みによって最短数十秒で登録口座にお金が振り込まれるサービスも提供しています。

また、「FAITH」の審査は最短で当日行われるので、急な出費でなるべく早くお金を得たい場合にも便利です。

「FAITH」の金利はキャッシングリボ払いでも最大で12.50%。JCBクレジットカードのキャッシングリボ払い(金利15.00~18.00%)と比較して「FAITH」のほうが低金利です。5万円までの借り入れであればキャッシング1回払いで金利5.00%と、さらに低金利で借り入れできます。

よくある質問

急な出費が発生したときはどう対応するのがよいですか?

できるだけ早く現金を用意したいのであれば、カードローンの利用やリサイクルショップで物を売却する方法があります。クレジットカードのキャッシング枠が設定されていれば、利用可能枠(限度額)の範囲内で借り入れができます。急な出費に備えて、日頃から貯金をしておくなどの対策も重要です。

急な出費の例を教えてください

冠婚葬祭、病気やケガの治療、入院費、家電や住宅設備の修繕といった突発的な出費のほか、車検代や保険、税金の支払いといった不定期で発生する出費があります。

お金を借りる方法にはどのようなものがありますか?

貸金業者として登録している金融機関が提供しているカードローンや、クレジットカードのキャッシング枠を利用してお金を借りる方法があります。お金に困っていても、ヤミ金や個人間融資などの手段でお金を借りることはリスクが高いため避けましょう。

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監修者 小宮崇之
【監修者】

氏名:小宮崇之(こみや たかし)
資格:CFP(R)(公認ファイナンシャルプランナー)、TLC(生命保険協会認定FP)、損害保険プランナー、証券外務員一種、日商簿記検定2級

大学卒業後、信用金庫に入社。お客様と接する中で、中立的な立場によるアドバイスの必要性を感じ、保険代理店として独立することを決意。保険会社の代理店営業職、保険会社の研修生を経て2020年9月に保険代理店を設立。保険代理店の実務経験を活かした執筆業や講師業にも積極的に取り組んでいる。

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