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基礎知識

消費者金融の返済方法を解説。利息の決まり方や計画的な返済のコツ

公開日:2024年10月31日

消費者金融の返済方法を解説。利息の決まり方や計画的な返済のコツ

消費者金融の返済方法は複数あるので、自分に合った方法を選び、確実に返済していくことが大切です。返済に遅れると遅延損害金が発生し、最終的には財産が差し押さえられる事態にもなりかねません。

返済が難しい場合は、早めに消費者金融に相談することが重要です。対処法のひとつとして、今よりも金利の低いカードローンへの借り換えや、おまとめローンの利用も検討してみましょう。

この記事でわかること

  • 消費者金融の返済方法
  • 消費者金融における返済の種類
  • 消費者金融で計画的に返済するコツ

消費者金融の返済方法

消費者金融で借りたお金は、主に次の5つの方法で返済できます。

コンビニや銀行のATM

コンビニや銀行、消費者金融の店舗に設置されているATMで返済する方法です。コンビニの場合、一部利用できない時間帯が存在する可能性もありますが、深夜や早朝などの時間帯でも返済できて便利です。

ただし、どのATMでも返済できるわけではなく、利用できるのは借入先の消費者金融が提携しているATMに限られます。また、金融機関やATMの種類によっては、返済額に応じてATM利用手数料がかかる場合もあります。

消費者金融独自のATM

消費者金融が独自で設置・運営するATMを利用して返済する方法です。消費者金融の店舗や駅構内などに設置されています。夜間や休日などの時間を問わず利用でき、手数料無料であることが多いです。

ただし、すべての消費者金融会社に独自ATMがあるわけではありません。独自ATMを持たず、提携ATMのみを利用している場合もあります。

口座振込

消費者金融が指定する口座に返済額を振り込む方法です。窓口で振り込みをする場合、金融機関の営業時間内に手続きをする必要があります

ただし口座振込の場合、振込手数料は利用者負担となることが多いです。返済のたびにお金がかかることになるので注意しましょう。

口座振替(自動引き落とし)

返済用の口座を指定し、期日になると自動で引き落とされる方法です。自動的に返済されるので、毎月の返済日を気にする必要がなく、返済を忘れてしまうリスクを減らせます。

ただし、指定口座の残高が返済額に満たない場合は引き落としが行われません。引き落としがされないと返済に遅れることになるため、返済日までに口座残高を確認し、必要な金額を入金しておくことが重要です。

インターネット返済

消費者金融が提携する収納サービス通してインターネット上で返済する方法です。ATMや金融機関の窓口に行く必要がなく、自宅など好きな場所から24時間いつでも返済できて便利です。

インターネット返済を利用するには、事前に金融機関のWEBサイトでインターネットバンキングの手続きが必要な場合があります。利用したい場合は、消費者金融や金融機関のWEBサイトなどで利用方法を確認してみましょう。

消費者金融でお金を借りたときの返済方式

消費者金融でお金を借りたときの返済方式は、大きく分けて「分割返済」と「一括返済」の2種類があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

分割返済(キャッシングリボ払い)

分割返済は、借りたお金を分割して毎月指定された金額を返済する方法で、「キャッシングリボ払い」とも呼ばれます。

返済回数は借入額や毎月の返済額によって決まり、自分で選択することはできません。ただし、借り入れをする前にシミュレーションを利用することで、おおよその返済回数や完済時期を把握することが可能です。

注意点として、返済中に追加の借り入れをすると、返済回数が増え、完済までの期間が延びることになります。追加の借り入れを検討する場合は、その都度シミュレーションを行い、返済計画を立て直すことが大切です。

一括返済

一括返済は、借りたお金を一度にすべて返済する方法です。分割返済を選択していた場合でも、まとまった収入があったときなど、任意のタイミングで借入金額のすべてを一括返済することも可能です。

一括返済をすれば、分割返済よりも借入期間が短くなるので、その分、利息の負担も軽減できます。金銭的に余裕がある場合は、一括返済も検討してみるとよいでしょう。

消費者金融における返済の種類

消費者金融における返済の種類は、主に「約定返済」と「繰上返済」の2つに分けられます。毎月決められた日に返済することを「約定返済」といい、毎月の返済とは別で、任意のタイミングで返済を行う方法を「繰上返済」といいます。

約定返済|毎月決められた日に返済

約定返済とは、毎月決められた日に一定額を返済する方法です。基本的に口座振替によって指定口座から自動で引き落とされるため、返済を忘れる心配はありません。

ただし、返済期日までに指定口座へ引き落とされる金額を用意しておく必要があります。返済期日は消費者金融によって異なるため、借入前に確認しておきましょう。

給料日の直後や各種支払い前を返済日にできれば「返済に必要なお金が足りない」といった状況も防ぎやすくなります。

繰上返済|約定返済以外のタイミングで返済

繰上返済の仕組み

繰上返済は、約定返済とは別に、任意のタイミングで追加の返済をする方法です。金銭的に余裕がある場合、借入金額の一部または全額を繰上返済をすることで完済までの期間を短縮でき、利息の負担を軽減できます

注意点として、借入金額の一部を繰上返済した場合でも、その月の約定返済がなくなるわけではありません。繰上返済をしたことで、約定返済に必要な金額が足りなくなったり、各種支払いができなくなったりすることも考えられます。

無理な繰上返済は、新たに借り入れの必要が生じることにもなりかねません。まずは約定返済を優先し、余裕がある場合にのみ繰上返済を行いましょう。

消費者金融でお金を借りたときの利息の決まり方

お金を借りると利息を上乗せして返済する必要があります。利息とは、借り入れの対価として金融機関に支払うお金であり、消費者金融が定める金利によって次の計算式で決まります。

利息の計算方法

消費者金融のWEBサイトなどに設置されているシミュレーションを利用することで、いくら借りるとどれくらいの利息になるのかを把握できます。

金利が高いほど利息も増えるため、借り入れをする際は、金利が低いカードローンを選択することが重要です。

消費者金融で計画的に返済をするコツ

消費者金融で計画的に返済するために、次の5つを押さえておきましょう。

  • 申し込みの前にシミュレーションをする
  • 無理なく返済できる金額を借り入れる
  • 毎月の返済額を増やす
  • 余裕があるときは繰上返済をする
  • おまとめローン・借り換えを利用する

申し込みの前にシミュレーションをする

消費者金融のWEBサイトなどに設置されたシミュレーションを利用すると、返済の計画を立てやすくなります。シミュレーションでは、利息、支払総額、完済までの期間、毎月の返済額などが確認できます

あくまでシミュレーションであるため、必ずしも結果通りになるとは限りませんが、おおよその返済額や返済期間の目安を把握することで、見通しを立てて借り入れをすることができるでしょう。

無理なく返済できる金額を借り入れる

消費者金融に限らず、カードローンは、利用可能枠(限度額)の範囲内であれば回数を問わず借入可能です。便利な仕組みではありますが、必要以上にお金を借りたり、何度も繰り返して借り入れたりすると、完済までの期間が長くなるため注意が必要です。

返済期間が長くなることで利息が増え、返済の負担が大きくなる可能性があります。無理なく返済していくためにも、必要な分だけ借り入れをすることを心がけましょう。

毎月の返済額を増やす

消費者金融によっては、毎月の返済額を変更することが可能です。毎月の返済額を数千円でも増やすことで、数ヵ月後にはある程度まとまった金額となり、返済期間の短縮につながる可能性があります。

自身の収入と支出のバランスを見て、無理のない範囲で毎月の返済額を増やすことを検討してみましょう。

余裕があるときは繰上返済をする

ボーナスなどの臨時収入があったときは、繰上返済を検討してみましょう。繰上返済を行うことで返済期間を短くでき、利息の負担を減らせることにつながります。

ただし、繰上返済をする前に、返済以外の支出や約定返済の金額を確保しておくことが重要です。そのうえでお金に余裕があれば、繰上返済をすることで、当初の想定よりも早めに完済できる可能性があります。

おまとめローン・借り換えを利用する

おまとめローンは、複数の金融機関からの借り入れをひとつの返済先にまとめるローン、借り換えは、現在のカードローンから別のカードローンに変更することです。

利息は金利を元に計算されるため、今よりも金利の低い金融機関に借り入れをまとめたり、借り換えたりすることで、利息総額が減り、返済の負担を軽減できる可能性があります

また、すでに複数の消費者金融などでカードローンを利用している場合は、おまとめローンで返済先を1社にまとめることで、返済管理がしやすくなります。

おまとめローンや借り換えの利用を検討する場合は、今よりも金利の低いカードローンでシミュレーションを行ってみましょう。

返済において一番注意しなければならない点としては、返済に遅れてしまうことです。返済日前に口座の残高が足りなくなり、約定返済ができないことで返済の遅延が起きてしまいます。返済に遅れないために、事前に返済日や返済額を確認してから計画的に利用するようにしましょう。無理なく返済できる金額を借り入れることが大事です。

監修者 小宮 崇之
CFP認定者・ファイナンシャルプランナー
小宮 崇之

消費者金融で返済に遅れるとどうなる?

消費者金融で返済が遅れた場合、約定返済日の翌日から「遅延損害金」が発生します。遅延損害金とは、カードローンの返済が遅れた際に支払いが必要になるお金のことです。

遅延損害金は、返済までの期間が長くなるほど増加していく仕組みです。

返済が遅れると遅延損害金が発生する

返済に遅れると、まずはメールやハガキなどで返済を催促され、それでも対応しないと督促状が届き、一括返済を求められることがあります。

最終的には、家や車などの財産や給与が差し押さえられる可能性があるため、返済に遅れることのないように注意しましょう。

消費者金融で借りたお金の返済が難しいときの対処法

消費者金融で借り入れをしていて、返済が遅れている場合や返済が難しい場合は、できるだけ早めに対処する必要があります。具体的な対処法は次の3つです。

借入先の消費者金融に相談する

返済期日までに返済ができないとわかっているときは、事前に消費者金融に連絡して返済が遅れる旨を伝え、今後の対応を相談します。消費者金融のWEBサイトに記載されたカスタマーセンターや会員専用アプリなどから連絡してみましょう。

返済できる日の目安を伝えることで、返済期日を調整してもらえる可能性があります

すでに返済期日に遅れた後も連絡は必要です。返済に遅れた場合の振込先や返済額など、今後の対応方法を確認してみましょう。

家族などに相談する

返済が困難に感じた際、家族や親戚など信頼できる人に相談することも対処法のひとつです。相談することに抵抗を感じるかもしれませんが、問題解決につながる可能性があります。

たとえば一時的に不足している金額を借りられたり、専門家や相談窓口を紹介してもらえたりするかもしれません。返済額を借りる場合は、借り入れの事実をきちんと証明するために、借用書を作成することも大切です。

弁護士などの専門家に相談する

返済が困難な状況や、やむを得ない事情により返済が不可能な場合、弁護士や司法書士などの法律専門家に相談することで、適切な対処法を見出せる可能性が高まります

弁護士事務所以外では、法テラスに相談することも可能です。法テラスでは、一定の条件を満たす方を対象に無料での相談サービスを提供しています。

どうしても返済できないときは、最終的な選択肢として債務整理を検討することになります。

消費者金融で返済に遅れたときにやるべきこと

消費者金融への返済が1日でも遅れると、遅延損害金が発生します。返済に遅れた場合や、事前に遅れるとわかった場合、まずは早めに消費者金融に連絡して対応方法を確認しましょう

返済に遅れると、自分のスマートフォンに電話がかかってきたり、自宅にお知らせが郵送されたりするだけでなく、家族への督促連絡が届く可能性もあります。

うっかり忘れていた場合など、すぐに返済可能な状況であれば、少しでも早く返済することが重要です。返済できる資金を用意できない場合、可能であれば家族などを頼って、早めに返済したほうがよいかもしれません。

長期間返済が滞っている場合や、どうしても返済が難しいときは、弁護士などの専門家に相談することを検討しましょう。

低金利(JCB比)のカードローンならJCBのカードローン「FAITH」

JCBが提供する年会費無料のカードローン「FAITH」は、融資利率(金利)が1.30~12.50%の低金利(JCB比)であることが特徴です。

JCBクレジットカードのキャッシングリボ払いの融資利率(金利)は15.00~18.00%なので、「FAITH」のほうが低金利で借入可能です。

さらに、5万円までの借り入れに対応した「キャッシング1回払い」であれば、融資利率(金利)5.00%と、さらに低金利(JCB比)で借り入れができます。

最短で即日融資も可能

「FAITH」の審査は最短で当日に完了します。

契約後は、最短数十秒で口座にお金が振り込まれる「キャッシング振り込みサービス」が利用でき、急ぎの借り入れにも便利です。

キャッシング振り込みサービス

おまとめローン・借り換えとしても利用可能

「FAITH」はおまとめローン専用の商品ではありませんが、資金使途が自由なので、おまとめローンや借り換えとして利用することも可能です。

利用中のカードローンの金利より「FAITH」の融資利率(金利)が低ければ、利息の負担を軽減できる可能性があります

複数のカードローンを利用したことで返済管理が煩雑になっている場合や、利息が負担になっている場合は、おまとめローンや借り換えで、返済をシンプルにすることを検討してみましょう。

JCBのカードローン「FAITH」の簡易審査シミュレーション

「FAITH」での借り入れを検討している方は、まず簡易審査シミュレーションで借り入れできるかどうかを確認してみましょう。

簡易審査シミュレーションでは、年収や他社借入を入力することで、融資可否や最大でどれくらい融資されるのかを簡易的に確認できます

実際の融資では申し込みや審査が必要ですが、借り入れに関する不安を軽減するためにも、まずは簡易審査シミュレーションを試してみましょう。

  • あくまでも簡易シミュレーションの結果であり、実際の返済総額は条件によって異なります。

カードローン「FAITH」の簡易審査シミュレーションのページ

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よくある質問

消費者金融ではどのような返済方法がありますか?

消費者金融では、主に次の5つの方法で返済を行えます。

  • コンビニや銀行のATM
  • 消費者金融独自のATM
  • 口座振込
  • 口座振替(自動引き落とし)
  • インターネット返済
消費者金融で借りたお金を一括返済することはできますか?

消費者金融で借りたお金の返済方式は、分割返済と一括返済を選べます。分割返済をしていた場合でも、毎月の支払いとは異なるタイミングで繰上返済を行い、残りの返済額のすべてを一括で返済することが可能です。

一括返済することで返済期間が短くなるため、利息の負担を軽減できます。自身の収入や支出のバランスを見て、無理がない範囲であれば、一括返済を検討してみましょう。

消費者金融の返済はいつからスタートしますか?

初回の返済日は消費者金融により異なります。「初回の借り入れから◯日後」ということもあれば「翌月または翌々月の毎月◯日」と決まっていることもあります。利用する消費者金融のWEBサイトを確認してみましょう。

消費者金融で返済に遅れるとどうなりますか?

消費者金融で返済が遅れた場合、約定返済日の翌日から「遅延損害金」が発生します。遅延損害金とは、カードローンの返済が遅れた際に支払いが必要になるお金のことです。

最終的には、家や車などの財産や給与が差し押さえられる可能性があるため、返済に遅れることのないよう注意しましょう。

消費者金融で借りたお金を返済できないときどうすればいいですか?

まずは消費者金融に連絡しましょう。事情を説明し、返済計画の見直しや返済期日の延長を相談します。解決しない場合は、信頼できる家族や弁護士などの専門家に相談することも検討しましょう。

何ヵ月も返済ができていない場合や、今後も返済が難しいようであれば弁護士などに相談をし、債務整理など適切な対処が必要です。

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監修者 小宮崇之
【監修者】

氏名:小宮崇之(こみや たかし)
資格:CFP(R)(公認ファイナンシャルプランナー)、TLC(生命保険協会認定FP)、損害保険プランナー、証券外務員一種、日商簿記検定2級

大学卒業後、信用金庫に入社。お客様と接する中で、中立的な立場によるアドバイスの必要性を感じ、保険代理店として独立することを決意。保険会社の代理店営業職、保険会社の研修生を経て2020年9月に保険代理店を設立。保険代理店の実務経験を活かした執筆業や講師業にも積極的に取り組んでいる。

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